そろそろ年末の大掃除を考え始める時季。そこで、お掃除大好き芸人の家事えもんさんに、楽しく、ラクに、大掃除を終わらせる方法を教えてもらいました。ベタつきやコゲつきなど、悩みの多いキッチンの“最速”掃除テクを紹介します。

キッチン大掃除は“ラスボス”さえ倒せば最速で終わる!

「キッチンのコンロ回りの油汚れなど、ガンコな汚れ=ラスボスをいかに早く落とすかがカギ。温めたり、つけおきしたり、最速ワザを駆使して乗りきりましょう!」と、キッチンのラクラク大掃除法を教えてくれた家事えもんこと松橋周太呂さん。
毎日使うキッチンは、いつの間にか油汚れなどがたまってガンコな“ラスボス”に。ラクに落とす方法を、家事えもんさんが教えてくれました。

●換気扇、五徳のこびりつき汚れは、温める→つける→削るの3ステップ

換気扇や五徳は外せる部分を外してスタート。最初に60℃の湯を、外した部品にかけて温めます(やけどに注意して行う)。

そのあと部品をゴミ袋などに入れて60℃の湯をはり、酸素系漂白剤を表示どおりに溶いて。

「この方法なら湯が冷めにくく効果アップ。約1時間つけおいて洗い流せば、汚れがするっと落ちますよ」

洗い流すだけでは落ちないガンコなコゲつき汚れは、多目的クレンザーをつけてヘラなどで削るとすっきり。ポイントカードや粘土のヘラでもOKです。

●コンロの油汚れは、湯に溶かした酸素系漂白剤と蒸しタオルで汚れをゆるめる

酸素系漂白剤を60℃の湯に溶かし、ペーパータオルを浸してバーナー部分を避けコンロにかぶせます。

「上からラップし、濡らして電子レンジ(600W)で30秒ほど温めた蒸しタオルをのせ、汚れをゆるめて」

最後は汚れをふき取り、水を含ませたスポンジで数回すすぎます。

●排水口のヌメリは、塩素系漂白剤を吹きかけるのが最速

塩素系漂白剤をかけて約5分おき、水で洗い流すだけでピカピカに。

「ガンコなカビなどが落ちないときは、約30分おいて流すという手順を繰り返して」

また、換気をし、絶対に酢やクエン酸など酸性のものと一緒に使わないで。

塩素系漂白剤など「混ぜるな危険」の表示がある洗剤は、酸性のものと混ざると有毒ガスが発生します。クエン酸などの酸性のものと混ぜるのはもちろん、酸性洗剤の直後に使うものも避けて。
また洗剤のなかには、建材や設備機器、家具、家電によって使用できないものもあります。
各種取り扱い説明書、もしくは洗剤の注意書きを確認し、使用すること。各種洗剤を使用する際はゴム手袋を、目より高い位置で塩素系漂白剤を使用する際はゴーグルを着用してください。