関連画像

写真拡大

「いきなり!ステーキ」のプリペイドサービス「肉マネー=(肉マイレージマネー)」が今年12月末までに使用できなくなる。

運営の「ペッパーフードサービス」(東京都墨田区)は昨年発表以来、定期的に通知を繰り返している。「チャージ済みの肉マネーはお早めにご使用ください」とユーザーに利用を促す一方で、返金対応についての説明が不十分であるとの指摘もある。

ペッパーFS社は10月5日、取材に「チャージを使い切らなくても、サービス終了後の来年1月から返金対応をします」と説明した。

●今年中の「使い切り」を呼びかけた

たとえば、アプリに届いた10月1日付の「肉マネー廃止に関するお知らせ」では、肉マネーの有効期限が2022年となっている人には、「2021年12月末までにご使用下さい」などと呼びかけている。

また、公式サイトでも同様に「使い切り」をうながすような呼びかけをしている。

しかし、ネット上では、「払戻しを受ける権利がある事実は一切伝えず、その権利がないと誤認を誘いつつただ使い切るよう告示してるように感じる」などの指摘がなされ、不安を感じているユーザーもいる状況だ。

●「サービスが終了してから」返金手続きが始まる

肉マネーは返金してもらえないのだろうか。ペッパーFS社は、「資金決済法にもとづき、サービス終了後の1月から返金対応をする予定です」と答えた。

返金手続きについては、資金決済業協会や財務局に確認しながら準備を進めているという。

12月には返金も含めた対応の説明についてホームページ等で知らせる予定だ。

なお、肉マネーの規約では、返金に手数料がかかるとされているが、「手数料はかからない」という。

肉マネーは2014年にスタートし、約7年で終了する。