iPhone 13 miniは過去最高の小型モデル? 魅力は大幅に向上したカメラ機能

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アップルの新製品iPhone 13シリーズがリリースされました。
iPhone 13/iPhone 13 mini/iPhone 13 Pro/iPhone 13 Pro Maxの4モデル構成となっています。

この中でも、最小モデルであるiPhone 13 miniをレビューします。


iPhone 13 miniパッケージ


iPhone 13 miniは、ディスプレイサイズが5.4インチ(Super Retina XDRディスプレイ、2,340 x 1,080ピクセル、解像度476ppi)となっており、6.1インチのiPhone 13とiPhone 13 Proや6.7インチのiPhone 13 Pro Maxと比較すると随分「小さい」印象です。
なお、TrueDepthカメラ(ノッチ)の面積がiPhone 12 miniより約20%小さくなり、ディスプレイの表示領域が広がりました。


iPhone 13 miniの画面は5.4インチ


本体サイズは131.5mm×64.2mm×7.65mm、重量140gと小型軽量ではありますが、チップはProシリーズと同じA15 Bionicを搭載しており、iPhone 12 miniと比較すると約20%高速になっています。それでもバッテリー駆動時間は1.5時間長くなっています。ストレージ容量は128GB、256GB、512GBの3種類が用意されています。

SIMカードに関しては、「デュアルeSIM」に対応して、物理SIMの「nanoSIM」スロットも搭載しており、「nanoSIM + eSIM」だけでなく、「eSIM + eSIM」というeSIMのデュアルSIMに初めて対応しました。5G通信に関しては、「sub6」の利用ができ、高速通信が可能です。
なお、さらに高速な「ミリ波」には米国モデルのみ対応となっています。


nanoSIMスロット


iPhone 13 miniの特徴としては、カメラ機能が大幅に強化されました。
デュアル12MPカメラシステムの広角、超広角カメラを搭載し、2倍の光学ズームアウト、最大5倍のデジタルズームに対応しています。
カメラは2眼構成ではありますが、iPhone 12 Pro Maxに搭載されていた1.7μmピクセルのセンサーとセンサーシフト光学式手ブレ補正も搭載しています。


デュアル12MPカメラシステム


新機能の「フォトグラフスタイル」では、画質を画面で確認しながら撮影できます。
また、新しい動画撮影機能「シネマティック」では、ぼかし効果を活かしながら自動でピント位置を移動させて、映画のような動画の撮影が可能になりました。

iPhone 13シリーズで期待されていたLightningポートからUSB-Cポートへの変更は行われず、Lightningポートが搭載しています。


Lightningポート



小型のiPhoneとしては、ホームボタンが搭載されて安価なiPhone SE2に人気が集中していますが、さらにパワーアップしたカメラ機能が利用できるiPhone 13 miniは小型iPhone好きには、お勧めです。




執筆 伊藤浩一