「デパ地下」人の流れ抑制へ
新型コロナウイルス感染の急拡大で、県内には20日から緊急事態宣言が発令されています。
これ以上の感染拡大の防止に向けて県内の大型商業施設では来場者の人数を抑制する対策が行われています。
栃木県が緊急事態宣言の対象地域になったことを受け、県は感染のリスクが高いとされる百貨店などの大型商業施設の来場者の人数を抑えるよう要請しています。
このうち宇都宮市の東武宇都宮百貨店では、地下1階の食品売り場に向かうエスカレーターと階段の一部を閉鎖し人の流れを抑える対策を取っています。
閉鎖したエスカレーターの前では従業員が客に食品売り場への行き方を案内しています。
全国の大型百貨店の地下にある食料品売り場いわゆる「デパ地下」で従業員の感染が相次いでいることから感染防止対策が急がれていました。
ほかにもエレベーター内に会話を控えるよう求める案内を張り出し注意を呼び掛けています。
東武宇都宮百貨店によりますと緊急事態宣言が始まって最初の週末となる21日は、訪れた人は通常より少なかったということですが、今後混雑した場合にはピーク時の5割を目安に入場制限を行うとしています。