宇都宮市でタクシー事業などを行う企業が介護福祉の分野へ本格的に参入しました。

背景にあるのは新型コロナウイルスと高齢化社会です。

今年ケアサポート事業部を立ち上げ、この夏、福祉車両7台体制で介護福祉タクシーの運行を始めました。

車いすやストレッチャーをそのまま乗せることができ、緊急時に備えてAEDを常備しています。

さらに、看護師や介護福祉士などの資格を持つ社員が担当します。

もともと「矢野タクシー」という名前でタクシー業務を行っていましたが、コロナ禍で売り上げが半減したことから新規事業に着手しました。

高齢者など「交通弱者」が病院や施設などから自宅に帰る際や救急病院から一般病院への転院をサポートします。

利用は予約制で、24時間体制で受け付け、担当者は、高齢者とその家族にいつでも安心して生活できる社会を提供したいと話しています。