自宅療養急増 保健所業務もひっ迫
6人に1人以下。これは、栃木県内における新型コロナウイルス患者が入院できる人数です。
つまり、ほとんどの患者が自宅療養や入院調整中となり、容体の急変に対応しきれない状況に陥っています。
これらの調整にあたる保健所の業務もひっ迫しています。
安足健康福祉センターの所長で県保健福祉部の塚田参事です。
県内では県と宇都宮市、合わせて6つの保健所で入院調整や疫学調査などの業務に対応しています。
保健所では医療機関から送られてくる発生届を受け、職員が症状の重い人から順番に電話で症状を聞き取り、入院や療養先を探して振り分けます。
在籍している職員のほかに県や市などから応援を受け対応していますが本来は保健所が行う感染者の症状や行動歴の聞き取りが追い付いていません。
また、自宅療養中の患者に毎日行っている健康状態のチェックで急変があった場合の病院への受け入れ調整はすでに医療体制が危機的状況で困難を極めています。