県内の18日までの1週間の感染状況をまとめました。

前の週より感染者が大幅に増加し、医療提供体制がひっ迫していることが分かります。

県内では8月12日から18日までの1週間で、1,105人の感染が発表されました。

前の週より208人増えて過去最多を更新しました。

自宅療養者は8月12日には878人でしたが、18日現在で1,029人となっています。

最大確保数に対する病床使用率は18日時点で57.6%、入院率は15.3%です。

10人のうち8人は入院できていない状況で医療提供体制がひっ迫していることが分かります。

1週間の感染状況を詳しくみると、まず居住地別では宇都宮市が316人、小山市が127人、足利市が106人、佐野市が85人、栃木市が77人で県南エリアが多くなっています。

年代別では最も多いのが20代で269人でした。 続いて40代が188人、30代が183人、10代が150人となっています。

10代から40代までの合計は790人で全体の7割を超えています。

クラスターの発生状況では、18日までの1週間で県内では4件のクラスターが確認されました。

クラスターは佐野市、鹿沼市真岡市、矢板市のいずれも事業所で発生しました。

このうち矢板市のクラスターは放課後等デイサービスの事業所で発生し、17日までに職員と利用者合わせて9人の感染が分かっています。

変異株について8月12日から18日までの1週間で県内では感染力が強いとされるデルタ株の疑いのある変異株が250人確認されました。

この変異株の累計は1047人です。

県のまとめによりますと8月9日から15日までの変異株の陽性率は74%で前の週に引き続き7割を超え、置き換わりが進んでいることが分かります。