15日は76回目の終戦記念日でしたが、栃木市役所では原爆の悲惨さを学び平和の尊さについて改めて考えてもらおうと戦争に関する資料の展示が16日から始まりました。

水を求めてさまよう人々。亡くなった人が山のように積み重なり傷ついた母親は死んだ子どもを抱いています。

原爆の被害を描いた「原爆の図」の複製画です。

とちぎ平和展は平和の大切さを改めて考えてもらおうと毎年、夏に開かれています。

「原爆の図」は原爆投下直後の広島で被害を目の当たりにした画家の丸木位里さんと妻の俊さんが30年以上かけて制作しました。

全部で15部あり、そのうちの「水」「虹」「救出」という3つの複製画が展示されています。

また、会場では戦時中の実物の資料や写真パネルを見ることができます。

中には市民から寄贈された太平洋戦争末期に鹿児島県の飛行場で使用された飛行服も展示されています。

とちぎ平和展は8月20日まで栃木市役所本庁舎4階で開かれています。