栃木県立博物館では、「鉱物」について理解を深める企画展が開かれています。

この企画展は、地球の長い歴史の中で自然にできた石「鉱物」について身近に感じてもらおうと開かれているものです。

会場には、形や色、産地などが違う様々な鉱物およそ340点が展示されています。

こちらでは、かつて多くの金属鉱山があった栃木県産の鉱物が並び、県内の地図や写真資料と一緒に紹介しています。

この「プロト鉄末野閃石」は、1986年に、世界で初めて鹿沼市で発見されたもので、繊維状の構造が特徴の貴重な鉱物です。

これらの鉱物を加工して作られるのが「宝石」で、ダイヤモンドやサファイアなど聞きなじみのある宝石が展示されています。

中でも、涼やかな輝きを放つアクアマリンは、原石と比べながらその美しさを見ることができます。

その他にも、鉱物は食器などに使われているものや紫外線を当てると色が変わるものもあり企画展では、その特徴や種類を分かりやすく学ぶことができます。

企画展「鉱物と宝石の教室」は9月23日まで開かれています。