「まん延防止」栃木県内23市町に適用 酒類提供は原則禁止
政府は5日、新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置の適用対象に栃木など8つの県の追加を決定しました。
これを受け栃木県は茂木町、那珂川町を除く23市町を措置の対象地域とし、飲食店の酒類の提供を禁止することに加え県版の警戒度レベルを県内全域で最も高いステージ4の県版緊急事態宣言に引き上げると発表しました。
国のまん延防止等重点措置に追加されるのは栃木、群馬、茨城、福島、静岡、愛知、滋賀、熊本の8県です。
まん延防止等重点措置は緊急事態宣言に次ぐもので、すでに栃木県内で始まっている飲食店の午後8時までの時短要請に加え、終日、酒類の提供が原則停止となります。
時短要請に従わない事業者には20万円以下の行政上の金銭罰、過料を科すことができます。
期間は8月8日から31日までです。
これを受けて県は対策本部会議を開き、まん延防止措置の対象地域は茂木町、那珂川町を除く23の市町に適用することを決めました。
これらの対象区域の飲食を提供する店舗では午前5時から午後8時までの営業時間の短縮要請に加え、酒類の提供を禁止します。
商業施設、遊戯施設などについても午後8時までとする営業時間の短縮を求めます。
飲食店はそれぞれの地域で要請に応じた協力金が支給され、飲食店以外の大規模施設やテナントにも協力金が支払われます。
まん延防止措置の23市町への適用と合わせて県は県内全域で警戒度レベルを最も高い県版ステージ4、緊急事態宣言に引き上げることを決めました。
期間は国のまん延防止等重点措置と同じ8月8日から31日です。
これまで同様に不要不急の外出自粛や感染防止対策の呼びかけを強めます。
このほか県は9月上旬まで合わせて6500人分に及ぶとちぎワクチン接種センターでの予約枠の拡大も発表していて、感染予防強化とともにワクチン接種の加速化をはかります。