栃木県の天然記念物に指定されている大田原市の推定樹齢800年の佐久山のケヤキが2日未明に倒れました。

内部から枯れたとみられ、今後、詳しい調査が行われ対応が検討されます。

2日未明に倒木したのは、大田原市佐久山にある県指定天然記念物のケヤキの木です。

高さ21.5メートル、幹の太さは7.5メートルで、推定樹齢800年を超える地域のシンボルです。

倒れた木を見てみると幹には空洞が目立ち内部から枯れたことが原因とみられます。

この倒木で近くの車庫の一部が壊れてしまいました。

県の文化財課によりますと天候の影響以外での県の天然記念物の倒木はあまり例がないといいます。

今後、専門家による現地調査を行い、指定解除するかどうかも含めて対応を決める方針です。

木の撤去はその方針が決まってからになるということです。

また、地元の自治会でもケヤキの木が佐久山のシンボルであったことを後世に残すために、看板の設置などを検討しているといいます。