がん検診の受診を促そうと栃木県と医薬品の卸売を行う企業が2日、連携協定を結びました。

協定を結んだのは県と東京に本社を置き医薬品の卸売を行うアルフレッサです。

栃木営業部の佐藤聖司営業部長が県庁を訪れ福田富一知事と協定書にサインを交わしました。

協定では、がん検診の受診をすすめるポスターをつくり県内のドラッグストアに配るほか、中小企業への啓発にも取り組みます。

国の調査によりますと2019年度の栃木県のがん検診の受診率は胃がんが43.4%乳がんが50%で代表的な5つのがん全てで全国平均を上回っています。

一方で、県の掲げる目標にはまだ届いていないうえ、コロナ禍で受診を控える人が増える恐れもあります。

県では、がん検診は不要・不急ではないためぜひ受診してほしいとしていて、福田知事は「協定を結んだことで県のがん対策が大きく前進できる」と期待を寄せていました。