日本相撲協会は30日、大麻の使用が判明した小山市出身の十両・貴源治を賞罰規定で最も重い解雇処分としたと発表しました。

貴源治の大麻使用に関する情報があり相撲協会は18日の名古屋場所千秋楽の取組後、本人と師匠で元小結・隆三杉、常盤山親方から事情を聴いていました。

貴源治は当初、痛み止めなどに大麻成分が入っていたと主張して使用を否定していましたが、19日の尿検査で陽性だった結果を受け名古屋場所中に大麻たばこを吸ったと認めました。

日本相撲協会のコンプライアンス委員会は貴源治について、2019年にも弟弟子らに理不尽な腕立て伏せの強要や侮辱的な言動をするなどしてけん責処分を受けていて、それから2年も経たずに違法薬物の使用に及んだと指摘しています。

また、常盤山親方についても委員から年寄りへの2段階の降格処分としました。