若い世代との金融商品の取引の機会を確保するため、足利銀行がインターネットに特化した金融商品仲介専門の子会社を設立しました。

設立されたのは金融商品取引の仲介業務を行う足利銀行の100%子会社あしぎんマネーデザインです。

店舗を持たないオンライン取引に特化したこうした子会社を持つのは地銀として初めてです。

足利銀行の清水和幸頭取やあしぎんマネーデザインの早川聡社長のほか、業務提携するSBI証券と損保ジャパンの関係者が会見を開き、事業内容を説明しました。

業界では新型コロナウイルスの影響だけでなく、近年ネットバンキングの発達で店舗を訪れる人が減っていて、保険や投資信託といった金融商品を顧客にどう勧めていくかが課題となっています。

そのため、対面を強みとする銀行とは逆に非対面サービスやオンラインでの利用など顧客のニーズに柔軟に対応することで、これまで金融商品取引を行っていない人の掘り起こしを狙います。

特に20代から40代の若い世代をターゲットにグループ内での顧客確保につなげたい考えです。

営業開始は今年10月ごろを予定しています。