箸が止まらないおいしさ!「レモン鶏とハーブのエスニック冷麺」 【爽快!夏ごはん #5】

漬け置いた鶏肉をハーブと混ぜるだけ!レモン鶏とハーブのエスニック冷麺

暑い夏にこそ食べたい、爽やかでおいしい料理のレシピをお届けする本連載。最終回の第5回は、ハーブを使った涼しげな「レモン鶏とハーブのエスニック冷麺」を紹介します。

レシピを教えてくれたのは、東京・祐天寺にあるスパイスレストラン「レカマヤジフ」の郄木シェフ。

「暑い夏には、さっぱりとした冷たい麺を食べたくなりますよね。そこでハーブ、レモン、ナンプラーを使った麺料理を考えてみました。

レモン鶏はスープにひと晩漬け置きするだけなので、どなたでも失敗なく作れます。多めに作っておけば、翌日に別の料理としても食べられますよ」

材料(2人分)

・中華麺(生)……2人前

〈レモン鶏〉
・鶏むね肉(もも肉でも可)……1枚(約250g)
・長ねぎ(青い部分)……適量(2本程度)
・しょうが……適量 ※皮など捨ててしまう部分で可
・酒……30cc
a. レモン汁……大さじ2杯
a. 塩……大さじ1杯
a. 砂糖……大さじ2と1/2杯
a. 白胡椒(ホール)……2~3粒 ※粉なら2~3振り
a. フェンネルシード……小さじ1/2杯
a. 花山椒……5粒
a. 赤唐辛子……小さじ1/2杯
a. ナンプラー ……大さじ2杯
a. 紹興酒……30cc ※あれば

〈スープ〉
・レモン塩水……200cc ※レモン鶏に使った漬け汁
・ミント……2束
・バジル……8枚
・パクチー……1本
・ディル……適量
・フェンネル……適量
・白ねぎ……1/2本
・しょうが(すりおろし)……1g
・にんにく(すりおろし)……1g

〈仕上げ用〉
・もやし……適量

下ごしらえ

・もやしは下ゆでしておく

作り方(5ステップ)

1. 鶏肉をゆでる

沸騰したお湯1Lに、長ねぎ、しょうが、酒を入れて、少し煮立たせます。鶏むね肉の皮をはがし、火をとめて肉と皮を入れます。蓋をしてそのまま40分置いておきます。

鶏むね肉のみ取り出し、それ以上火が通らないように氷水か冷水で冷やしておきましょう。

2. レモン塩水を作る

1で鶏むね肉をゆでた汁を火にかけ、(a)の調味料をすべて入れます。

「調味料をすべて入れたら味見してください。少し濃いと感じるくらいがベストです。これが冷麺のスープに使う『レモン塩水』になります」

3. 鶏肉をひと晩漬けておく

スープが冷めたら鶏むね肉を入れ、冷蔵庫にひと晩漬けておきましょう。

「半日だとちょっと少ないので、ひと晩以上は漬けてください」

4. スープを作る

鶏むね肉を漬けていたレモン塩水200ccを取り出し、みじん切りにしたハーブ類を半分ほど、同じくみじん切りにした白ねぎ、しょうが、にんにくを加えて混ぜ合わせます。

「ハーブはお好みなので、様子を見ながらお好きな量を加えてください」

5. 中華麺をゆでて盛り付ける

中華麺は表示時間よりも30秒ほど長めにゆで、しっかり氷水で冷やしましょう。麺同士がくっつかないよう、全体にごま油をかけておきます。

「ゆで時間は、冷麺の場合は長めに、温かい麺なら表示通りでOKです。最後に麺を氷水でしっかり冷やすと、コシが出ておいしいですよ」

中華麺、下ゆでしたもやし、スライスした鶏むね肉をのせ、薄切りレモンを添えます。上からスープをかけて盛り付ければ完成です。

さっぱり爽やか、本格的な麺料理を手軽に!

ハーブの香りあふれる鶏出汁スープが絶品。つるっとした喉ごしの冷たい麺に、刻んだハーブがよく絡みます。アクセントのパクチーが、より一層爽やかさを演出してくれます。火照った身体が一気に涼んでしまいそう!

漬け置きした鶏むね肉は、そのまま蒸し鶏料理としてもおいしくいただけます。多めに作って、連載1回目で紹介したネギダレと合わせれば、翌日のおかずが完成しますよ。

普段の料理に、スパイス&ハーブを取り入れよう

前菜からメインの食事まで、全5回にわたってスパイスやハーブを使った夏ごはんを紹介しました。

使い方がむずかしく思えるスパイスやハーブも、じつは普段の料理にちょっと加えるだけでOK。香りや風味がプラスされ、食べれば心身ともに元気になること間違いなしです。うだるような暑さも、スパイス&ハーブの力で乗り切っていきましょう。

8月の毎週金曜連載では、夏におすすめの創作和食レシピを、気鋭のシェフに教えてもらいます。お楽しみに!

取材・文/島田みゆ
撮影/岡崎慶嗣

取材協力

店舗名:レカマヤジフ
公式SNS:https://www.instagram.com/fujiyama_curry/
電話番号:03-3793-5181
最寄駅:東急東横線 祐天寺駅 徒歩5分
郵便番号:153-0053
住所:東京都目黒区五本木1-6-3
市区町村:目黒区
町域:五本木1-6-3
営業時間:ランチ 11:30~15:00(L.O.14:30)ディナー 17:00~20:00(L.O.19:00)
定休日:月曜日、隔週火曜日