飼い犬の“新しい友達”はクマだった(画像は『New York Post 2021年7月8日付「German shepherd plays with unlikely new pal ― a young black bear」(SWNS)』のスクリーンショット)

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日本と同じく海外でも野生動物が人間の居住地に現れるケースが多いが、このほどアメリカのある民家の裏庭で犬と野生のクマが遊んでいる姿が監視カメラに捉えられた。犬の飼い主である女性は一瞬肝を冷やしたようだが、無邪気に遊ぶ2頭に安堵したという。『New York Post』などが伝えている。

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米バーモント州在住のジェン・サージェントさん(Jenn Sargent、37)が6月30日の午後5時40分頃に自宅で夕食の準備をしていたところ、近所の住民から彼女が飼っているジャーマン・シェパード・ドッグ“ジェイムソン(Jameson)”が裏庭でクマと遊んでいることを知らされた。

驚いたジェンさんはすぐに監視カメラで裏庭の様子を確認したところ、そこには尾を振りながら楽しそうにしているジェイムソンと体重150ポンド(約68キロ)ほどのクマの子どもが、一緒に遊んでいる様子が捉えられていた。

一瞬ジェイムソンの身を案じて凍りつきそうになったジェンさんだが、クマはじゃれてくるジェイムソンと楽しそうに遊び、時には後脚で人間のように立って身を交わす様子もあった。全く危害を加える様子がないクマに、ジェンさんは胸をなでおろしたようだ。彼女は当時について次のように語っている。

「ジェイムソンと新しい友達(クマ)は7分ほど戯れて遊んでいました。両方が怪我をすることがなかったことが本当に幸いでした。実はこのクマの子どもと母グマが近所で目撃されたのは初めてではないんです。一歩間違えれば最悪の結果になっていたかもしれません。」

ジェンさんによると、縄張り意識が強いジェイムソンは知らない人がやってきても心を許して一緒に遊ぶようなことはないそうだ。しかしジェイムソンはクマが去った後もその姿を探しており、また戻ってくるのを心待ちにしている様子だったという。

ジェンさんはカナダの自然豊かなモントリオール出身とのことだが、「私はモントリールで育ちましたが、都会の生活とはまったく違うんですよ。そこにはリスやアライグマを目にすることが多かったのですが、まさかここに来てこのような瞬間を目にするとは思ってもみませんでした」と話している。

画像は『New York Post 2021年7月8日付「German shepherd plays with unlikely new pal ― a young black bear」(SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)