新型コロナ対策など補正予算案2件可決 栃木県議会
栃木県議会の通常会議は21日に最終日を迎え、新型コロナウイルス対策を盛り込んだ55億円に上る補正予算案などを可決し、閉会しました。
今回の会議で県は新型コロナウイルス感染症に関する医療提供体制の強化などを盛り込んだおよそ55億円の補正予算案を提出し、21日に行われた採決で賛成多数で可決されました。
これに加え新型コロナワクチンの個別接種に向けた支援の強化や変異株の検査体制拡充、生活困窮世帯への自立支援金に充てるため35億3700万円を追加する補正予算案を新たに提出し全会一致で可決されました。
この結果、今年度の一般会計予算総額はおよそ1兆484億円となります。
また、6月30日に退職し総務省に戻る岡本誠司副知事の後任に、総務省の末永洋之氏(48)を副知事とする人事案を議決しました。
末永氏は山口県出身で東京大学経済学部卒業後、1995年に旧自治省に入り、鳥取県の総務部長や内閣官房内閣参事官などを務めました。
着任は7月1日で岡本副知事同様に国とのパイプ役のほか、環境森林部、産業労働観光部、教育委員会事務局などを所管します。