宇都宮市の中心部で新たなにぎわいを生み出そうと築80年の建物を再生した複合施設が今月オープンしました。

現在、クラウドファンディングでイベントの運営資金を募っています。

取り壊される寸前だった建物が時代を超えてよみがえりました。

宇都宮市の中心部、二荒町にある築80年のこの建物は元病院です。

薬を出す小さな窓など当時の構造を可能な限り残していて、名前もお医者さんの名前を取り「カクイチビル」と名付けられています。

取り壊される寸前でしたが、3年前に地元の若手有志が再生プロジェクトを立ち上げて7カ月かけてリニューアル。

さらに8つの店が店舗ごとに独自に改装しました。

植物を扱う店、家具や小物を販売する店など建物の雰囲気に合わせて趣向を凝らしています。

着物を扱うこちらの店は、店を起点に着物で街歩きしてほしいと話します。

東京から栃木に移住した写真家は長屋のように店の人たちが連携する雰囲気にもほれ込んでいます。

建物は今月6日にグランドオープンし、共用スペースやイベント会場での企画・展示を充実させるために資金を募るクラウドファンディングを21日午後11時まで行っています。