コロナ禍で密を避けられるアウトドアスポーツが人気となる中、奥日光の中禅寺湖では「SUP(サップ)」と呼ばれる水上スポーツが注目を集めています。

SUPの正式名称は「Stand Up Paddleboard(スタンドアップ パドルボード)」名前の通り、ボードの上に立ちながらパドルを漕いで水面を進むスポーツです。

手軽に出来ることから近年、盛り上がりを見せているスポーツで、中禅寺湖では活性化につなげようと5年程前から愛好者が「Sup!Sup!」という活動グループを結成し、体験会を開いています。

専用のボードは長さおよそ3メートル、幅はおよそ90センチとサーフボードより少し大きめです。

推進力がありスピードを出せるほか、中禅寺湖の景色を見ながらのんびりと湖上散歩することもできるため、愛犬と一緒に楽しむ人もいます。

さらにボードの上でヨガを楽しむ「SUPヨガ」もあり、地上よりも体幹が鍛えられるうえ、屋内でやるよりもリラックスやリフレッシュできるのが魅力です。

また、中禅寺湖の標高は1269メートルと日本一標高の高い「天空の湖」のため、雲を近くに感じながら楽しめるのも大きな特徴です。

Sup!Sup!の代表を務める福田大介さんは「中禅寺湖での愛好者は年々増えています。コロナ禍ですが密になる環境ではないのでソーシャルディタンスを十分にとって楽しめます」とその魅力を多くの人に味わってもらおうと精力的に活動しています。