「シビックじゃん」ホンダ新型「シティハッチバックRS」に大反響! 超イケ顔だが「馬力不足」の声も

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新型シティハッチバックRSに対し「シビックに見える」の声多数

 ホンダのインドネシア法人が2021年3月3日に発表した新型「シティハッチバックRS」に対し、ユーザーからは大きな反響が寄せられていると同時に、SNS上で「往年のホンダ『シビック』を連想させる」という投稿が多数あります。ユーザーは具体的にはどのような感想を抱いているのでしょうか。

ホンダ新型「シティハッチバックRS」(インドネシア仕様)

 新型シティハッチバックRSは、2020年11月24日にホンダのタイ法人が発表した「シティハッチバック」のインドネシア仕様となります。

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 タイでは「S+」「SV」「RS」の3グレードが展開され、1リッターターボエンジン(最高出力122馬力)にCVTが組み合わされますが、インドネシアではスポーティなRS仕様のみのモノグレード展開です。

 搭載されるパワートレインも1.5リッターエンジン(最高出力121馬力)に6速MTもしくはCVTの組み合わせと、タイ仕様とは異なります。

 なお、日本市場でシティといえば1994年まで生産されていた3ドアハッチバック車が連想されますが、インドネシアやタイのシティハッチバックならびにベースとなった海外向けセダン「シティ」とは車名以外の共通点はほとんどありません。

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 前述のとおり、インドネシアで公開された新型シティハッチバックRSに対して、「これはシティではなくてシビックに近いのではないか」という趣旨の投稿がSNS上で相次いでいます。

 ホンダを代表するロングセラーモデルであるシビックの初代モデルには、ロードセイリングを意味するスポーティモデル「シビックRS」が存在。

 初代シビックRSに設定された「サンセットオレンジ」を連想させる「フェニックスオレンジパール」が新型シティハッチバックRSに設定されている点も“シビックらしさ”を盛り上げます。

 SNS上の声を受け、くるまのニュースでは2021年3月8日から9日にかけてアンケートを実施。

 新型シティハッチバックRS(全長4349mm×全幅1748mm×全高1488mm)と日本仕様のシビックハッチバック(全長4520mm×全幅1800mm×全高1435mm)のボディサイズを比較したうえで、「『新型シティハッチバックRSの方が本来のシビックのポジションでは?』という意見をどう思いますか」と質問をしました。

 その結果「新型シティハッチバックRSこそ本来のシビックのサイズ感だと思う」「いまのシビックは大型化したが違和感はない」「その他(自由回答)」の3つの回答のうち「新型シティハッチバックRSこそ本来のシビックのサイズ感だと思う」を選択した人は76.9%にのぼりました。

 一方「いまのシビックは大型化したが違和感はない」と回答した割合は15.4%に留まっています。

 ほかの少数意見として「新型シティハッチバックRSは私がイメージするシビックのサイズ感よりもまだ大きい」「もっと小さくていいと思う。小さくてキビキビと走るのが、私のシビックのイメージです」という回答もありました。

 そのうえで「もし新型シティハッチバックRSが日本に導入されるとしたら」と仮定したうえでどんな仕様を希望するか聞いたところ、「最高出力を増強して欲しい」という意見が複数寄せられました。

 控えめな意見としては「150馬力程度」、よりパワーを求めるユーザーからは「200馬力程度を発揮するエンジンを希望します。そのうえで6速MTかDCTを組み合わせてほしいです」という意見があります。

 また「やはり1.6リッターのDOHC-VTECエンジンの搭載を希望します」「強いていうなら『リッター100馬力』を超えるといいですね」という感想を持つユーザーも存在しました。

 このコメントからは、1989年発売の2代目「インテグラ」に搭載され、その後4代目シビックにも採用されたB16A型エンジンが想起されます。

 ホンダの可変バルブタイミング・リフト機構「VTEC」を初搭載し、自然吸気ながら1リッターあたり100馬力(排気量1.6リッターで最高出力160馬力)を発揮する名エンジンでした。

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 モデルチェンジに伴ってボディが大型化する事例はホンダに限らずさまざまな自動車メーカーで見られますが、小さいボディの頃のシビックを懐かしく思うユーザーは一定数いるようです。