セリーナ・ウィリアムズを破り、決勝進出を決めた大坂なおみ【写真:Getty Images】

写真拡大

全豪オープン準決勝

 テニスの4大大会・全豪オープンは18日、女子シングルス準決勝が行われ、世界ランク3位の大坂なおみ(日清食品)が同11位セリーナ・ウィリアムズ(米国)に2-0(6-3、6-4)で勝利。優勝した2019年以来2度目の決勝進出を果たした。これで昨年8月から、2つの試合前棄権を除き公式戦20連勝となった。

 試合前までの対戦成績は大坂の2勝1敗。4大大会では18年全米決勝以来となる対戦となった。当時は大坂がストレート勝ちでグランドスラム初制覇を成し遂げているが、セリーナが暴言を吐き、ラケットを叩きつけるなどした場面もあった。

 第1セット、大坂はいきなり第1ゲームでブレークを許してしまうスタート。第3ゲームでもブレークポイントを握られたが、最後はサービスエースを決めてキープした。

 続く第4ゲームではブレークバックに成功。ファーストサーブがなかなか決まらない苦しい展開でも粘り、第6ゲームは見事なダウンザラインを披露してまたもブレーク。ラリーでポイントを重ね、第7ゲームまで5ゲームを連取するなどこのセットをとった。

 苦しい序盤を耐え、波に乗った大坂。第2セットは第1ゲームをいきなりブレーク。自らを大声で鼓舞した39歳セリーナに対し、190キロを超えるサーブで連続ポイントも奪った。第8ゲームはダブルフォルトを繰り返すなど乱れたものの、第2セットも奪取。“因縁”の相手を下して2年ぶり2度目の決勝進出を果たした。

 大坂は決勝で、世界ランク27位のカロリナ・ムホバ(チェコ)と同24位のジェニファー・ブラディ(米国)の勝者と対戦する。(THE ANSWER編集部)