「勝ち点は取れなかったが笑いは取れた」“ビッグ・サム”の奇行が話題に

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WBAのサム・アラダイス監督がお茶目なところを見せた。

“ビッグ・サム”の愛称で知られるアラダイス監督は、2020年12月に19位に沈んでいたWBAの監督に就任。これまで数々のクラブを救ってきた実績から、残留請負人としての役割を担っている。

WBAは7日、プレミアリーグ第23節でトッテナムとアウェイで対戦。前半をゴールレスで折り返すも、後半にケガから復帰のFWハリー・ケインとFWソン・フンミンにゴールを奪われる。

そんな中、アラダイス監督が後半アディショナルタイムの91分に沸かせる。

ピッチから出たボールがテクニカルエリアに出ていたアラダイス監督のもとへ転がると、ボールを拾ったアラダイス監督がまさかのスローインのモーションに入る。

この奇行には、トッテナムのFWルーカス・モウラだけでなく、WBAのDFリー・ペリティエルも思わず苦笑い。

残り時間やチームの不甲斐ないパフォーマンスを見て、勝ち点を諦めての行為なのか、チームに切り替えの早さを求める行為なのかは分からないが、スローインの素振りだけみせたアラダイス監督は、すぐにペリティエルにボールを手渡していた。

この場面以外にも、前半にタッチラインを超えたロングボールをヘディングで返すなどしていたアラダイス監督のアクションは、SNS上のサポーターたちの中でも大きな話題となると、「勝ち点は取れなかったが笑いは取れた」「12人目のフィールドプレーヤーだ」など、その意外性に驚く声も多く寄せられた。

試合は、そのまま2-0でタイムアップ。アラダイス監督就任以降も苦しい戦いが続くWBAは23節を終えて勝ち点12の19位のまま。残留圏内の17位バーンリー(1試合未消化)とは勝ち点差11となっている。