松ぼっくりって、何のために作られるの?
[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2020年10月6日放送の「なぞの細道」のコーナーでは、松ぼっくりの正体について調べていました。
公園などで見つけるとつい拾ってしまう松ぼっくり。改めて考えてみると、その正体ってよくわかりませんよね。
松ぼっくりの正体は...(画像はイメージ)
子孫繁栄の役目を担っていた
番組では、白山市にある樹木公園で松ぼっくりを探してみましたが、このシーズン、すでに皆に拾われていてなかなか見つけられません。
そこで、樹木公園の方が色々な松ぼっくりを見せてくれました。共通して松の木についている松ぼっくりですが、実に個性豊かなで大きさや形も様々なんです。
松ぼっくりは、松の雄しべの先端についた実が成熟したものです。1年ほど経つとだんだん大きくなります。
そして、傘を開いて種を飛ばすのです。
松ぼっくりの隙間には、羽根のついた種が40〜80個はいっていて、傘が開くと飛んでいくのです。
種を飛ばすのは、風のある晴れた日に遠くの明るい場所にとばします。雨の日は傘を閉じて種を飛ばしません。
試しに松ぼっくりを水の中に入れると傘が閉じ、そのあとドライヤーで乾かすと傘が開きました。
晴れた日に傘を開いて種を飛ばし、子孫繁栄の役目を終えた松ぼっくりは落下します。
皆さんが拾っている松ぼっくりは、しっかりと役目を果たした立派な実。ぜひお疲れさまと声をかけてください。
(ライター:りえ160)