「クレパス」の語源、知っていますか?
[ちちんぷいぷい−毎日放送]2020年9月30日放送の「しみのじ新発見!〜知ってそうで知らない世界〜」のコーナーでは、「クレパス」について取材していました。
2021年で創業100年を迎える老舗文具メーカーのサクラクレパス(大阪・森ノ宮)。社名にもなっている1925年発売の「クレパス」は、年間2500万本も製造されています。
クレパス、使ったことありますか?
700色入りの限定セットも
「クレパス」という商品名は造語で、色が混ざりにくい「クレヨン」と色がぼけやすい「パステル」の欠点を補うため、世界で初めて開発されたとのこと。
創業90周年記念には「クレパス700色」(50セット限定)が発売。価格は何と50万円!色の数が多いので、絵の表現力がアップすること間違いなしだそう。
さまざまなコラボ商品も出ていて、針がクレパスデザインになっている腕時計や、「クレパス風ラムネ」も。
プロ用の「クレパススペシャリスト(全85色)」1万9800円(税込)は、岡本太郎氏も愛用していたとのこと。普通のクレパスより高級顔料を使っていて、発色がよく色あせしにくいことや、金銀、蛍光色も揃っている豪華版です。
最近では初心者でも「描いてみたい」とクレパス画を習う大人が増えているそうで、受講者の1人は
「クレパス画は色鉛筆や水彩画より色がグッと前に出てきてくれる」
と話していました。
ちなみに「サクラクレパス」の新入社員は、なんと「煮干し」を描いて絵の練習をするそう。ウロコの光具合をクレパスの重ね塗りで表すことで、クレパス画の技法を学ぶとのこと。
クレパスは子どもが使うものだと思っていましたが、とても奥深い表現ができる画材なんですね。いろいろな技法もあるようで新しい発見でした。
(ライター:まみ)