漬物でおなじみの「水なす」、ロールケーキになってしまう
[ちちんぷいぷい−毎日放送]2020年9月22日放送の「私の町の☆印」のコーナーで、大阪・和泉市のロールケーキ専門店で、特産品を使ったロールケーキを紹介していました。
和泉市がある泉州地方の特産品は、漬物で有名な「水なす」。これが、ケーキに入っているのです。
「水なす」を使ったロールケーキとは
番組が訪れたのは和泉市にあるロールケーキ専門店「オヤジのたまご ループ」。同店の代表・日野哲路さんに取材していました。
同店が開店したのは2013年。日野さんによると、父親が経営していた養鶏場のたまごで何か商品化できないかと持ち掛けられ、サラリーマンからパティシエに大転身したそうです。
シュークリームやプリンなど、新鮮なたまごをふんだんに使ったスイーツが並ぶ店内で、「よくお客様に‶漬物″が入っていると勘違いされます」というスイーツが「水なすロール」。
スイーツに水なすという発想は新しいですが、水なす自体はくせが少ないので少し加工すると意外と食べやすくなるとのこと。和泉市の特産品を使った料理のコンテストで優勝したこともあるそう。
作り方は、水なすの実を白ワイン・砂糖を加えたシロップで煮込み、コンポートを作ります。実を取り出したシロップに赤ワイン・なすの皮を加えて煮込んでから冷やしてゼリー状に。スポンジ生地に特製クリームを塗り、このゼリーを巻いて完成です。1本1480円(税込み)ハーフ795円(同)で、10月頃まで販売しています。
試食していましたが、たまごたっぷりの生地はもちろん、中身のクリームチーズと水なすのジャムで作ったクリーム&甘い酸味の効いたフルーツゼリーも美味しいとのことでした。
野菜を使ったスイーツはいろいろありますが、「水なす」を使ったものは初めて知りました。まさに地元への愛と感謝が巻かれた逸品と言えるかもしれませんね。
(ライター:まみ)