レント・ザ・ランウェイ(Rent The Runway)が直面している苦境は、この業界の未来を予兆している。アパレルにおけるレンタル・プラットフォームであるレント・ザ・ランウェイは先日、無制限の衣服レンタル・プログラムを停止すると発表した。その代わりに、今後は月ごとの制限数を選んで利用することになった。その数は最大で16となっている。過去7年間においてレント・ザ・ランウェイのサービスにおいて無制限利用のオプションは中核的な位置に会ったことを考えると、これは大きな変化だと言える。彼らの最高マーチャント責任者であるサラ・タム氏は、米DIGIDAYの姉妹サイト、グロッシー(Glossy)のインタビューへ今年の2月に応えており、そこでは無制限のオプションが「顧客に興味を持ってもらうきっかけとなり、正直に言って、ブランドにも興味を持ってもらえるきっかけとなった」と語っていた。フォーマルな服装や仕事場での服装に対する需要は全体的に激減している。エディテッド(Edited)によると、メンズウェアのオンラインにおける新商品は7月から5%減少し、ウィメンズウェアは10%減少した。グーグル・トレンド(Google Trend)によると、レント・ザ・ランウェイに対する検索数は3月初頭に減り、今に至るまでその傾向は続いている。と同時に、シンクナム(Thinknum)によると彼らの求人数の伸び、App Storeでのレーティングの伸びも急激に下がった。
このことから明らかなのは、高級志向のプロダクトを販売し、レンタルするというビジネスモデルに長らく頼ってきた会社であれば、大手であれスタートアップであれ、大きな懸念が存在していることだ。レント・ザ・ランウェイのサービス縮小は始まりに過ぎない。「以前の働き方に戻らないのであれば、長期的にはビジネスチャンスが干上がることを意味している」と、ソーンダーズ氏は語った。[原文:Office clothing brands face a bleak future where nobody goes to offices] Cale Guthrie Weissman(翻訳:塚本 紺、編集:長田真)