[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2020年9月8日放送の「なぞの細道」のコーナーで、「サバを読む」という言葉について調べていました。

数をごまかす時に使う慣用句に、なぜ魚の「鯖」が使われているのでしょうか?


鯖を読む?

市場で調べてみると...

「サバを読む」という言葉は、自分の利益になるように数をごまかす例えとして使われています。この語源は一体なんなのでしょうか?

金沢市中央卸売市場で調べてみると、鯖は鮮度落ちが早いので、素早く数えて出さなければならなかったからだと意外とすぐに理由がわかりました。

しかし、商売なので少なく数えることはなく多めに数えていたので、もともとは数を多めに数えることとして使われていました。

ですから、年齢のサバを読んで、若く言うことは昔の使い方では間違いなのです。

ところで、イワシ、アジなどの青魚も鮮度落ちが早いのに、なぜ鯖がえらばれたのでしょうか?それはやはり、鯖は庶民に一番人気があったからだと思われるそう。鯖は繊細で旨味が詰まった人気者なのですね。

「鰻の寝床」「腐っても鯛」など、他にも魚を使った慣用句は多いです。語源を調べてみると面白いかもしれません。

(ライター:りえ160)