京都FWピーター・ウタカが大活躍【写真:Noriko NAGANO】

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1試合4ゴールの京都FWウタカに母国注目 「サンガの逆転劇を完成させた」

 京都サンガF.C.が8日のJ2第10節でモンテディオ山形に4-3で逆転勝利を収めたなか、1試合4ゴールと眩いばかりの異才を放った京都の元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカが脚光を浴びている。

 海外メディアは「日本で大暴れ」「止まらない」と称賛した。

 試合は前半22分に山形DF野田裕喜に被弾。リードを奪われた京都だが、同31分にウタカが同点ゴールを決めると、直後の同37分には逆転ゴールを叩き込んだ。ところが前半42分と後半2分、山形FW山岸祐也に連続ゴールを許し、2-3と再び京都が劣勢に陥る。その窮地を救ったのがウタカだ。後半8分に二度目の同点ゴールを奪うと、終了間際の同42分に値千金の決勝ゴールを決め4-3の逆転勝利を手繰り寄せた。

 ナイジェリアメディア「soccernet」は「止まらないウタカがゴールを奪い日本で大暴れ」と特集。「36歳のナイジェリア人ストライカーが、土曜日に4-3と勝利したモンテディオ山形戦において、ピッチ上で最も優れたパフォーマンスを見せた。ウタカが信じられないほどの4ゴールを挙げ、アウェーでの今季初勝利にチームを導いた」と伝えた。

 ウタカは今季10試合で9ゴールを挙げて得点ランキングでトップに立っている。今年2月に36歳となったが、輝きは依然として衰えていない。

「元スーパーイーグルス(ナイジェリア代表)のストライカーが、今季9点目のゴールを決めてサンガの逆転劇を完成させた。昨年はヴァンフォーレ甲府で(Jリーグ)自己ベストの21ゴールを記録している」

 J1昇格のキーマンとして期待されているウタカ。その活躍は母国メディアにも届いている。(Football ZONE web編集部)