バラックがいなくとも問題なし?(写真:EFE)
 チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、バイエルンのMFミヒャエル・バラックの獲得がいまだ不透明な状況であることを明らかにした。

「バラックとは本格的な交渉に入っている。今後の計画についても話したし、彼も気に入っているようだ。しかし、彼の口からチェルシーでプレーしたいという言葉は聞いていない。獲得できれば戦力的にはプラスだし、もちろん私も獲得を希望している。ただ、獲得できなくても問題はない。我々はすでに十分な戦力を有しているのだ。来季も同じメンバーで十分戦える」

 現有戦力には満足しているモウリーニョだが、来季に向けた戦力のテコ入れも考えているようだ。

「チェルシーで出番が得られず不満を持つ選手もいるし、戦力的にまったく貢献していない者もいる。来季までに恐らく3名程度が入れ替わるだろう。チェルシー規模のクラブであれば当然のことだ。ウチの戦力をみると、年齢的にはまったく問題ない。最年長はマケレレの33歳だが、動きだけなら最年少だ。戦力的に大きな変革は必要ない。ディフェンス、中盤、フォワードで1人ずつ入れ替えれば十分だ」

 プレミア随一の戦力を有し、連覇もほぼ手中に収めているモウリーニョ。自らが整備した戦力に対する絶対的な自信が、新たなスター選手を呼び寄せる最大の秘訣なのだろう。