石井農園(株)(TDB企業コード:714020318、資本金300万円、静岡県伊東市宇佐美2499-1、登記面=静岡県伊東市宇佐美2118-2サンハイツ307号、代表石井郁宏氏)は、4月30日に事業を停止し、事後処理を谷井秀夫弁護士(東京都中央区築地1-3-4築地ニイクラビル4階、弁護士法人トラスト&サービス東京事務所、電話03-6264-2900)ほか1名に一任した。

 当社は、2016年(平成28年)11月に設立したきのこ栽培業者。本店地に温度管理システムや給水システム、きのこ菌床の製造装置や培養装置を備えた、専用のビニールハウスを設置し、主として「皇しめじ」のブランド名によるしめじを栽培、関東圏や関西圏の旅館、ホテル、レストラン、飲食店向けに卸販売していた。

 しかし、きのこ栽培設備への先行投資負担が重く、これに伴い高い借入依存にて推移する中、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、全国的にホテルや飲食店の臨時休業、営業自粛が相次ぎ、当社も各得意先への販売が大きく落ち込み収益は悪化し、資金繰りの多忙化を余儀なくされ、今回の事態となった。

 負債は約5億4000万円。