マレー 全豪OPやATPカップを欠場へ。「あいにく最近ぶり返した」

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股関節手術から復帰を果たし、2020年シーズンでも再び活躍が期待される元世界1位のアンディ・マレー(イギリス)。ATP(男子プロテニス協会)公式サイトで、年初の国別対抗戦「ATPカップ」や、グランドスラム「全豪オープン」に向けたオーストラリアシーズンには出場しないことが発表された。

マレーは、今年のATP(男子プロテニス協会)アワード「カムバック賞」を受賞。


1月の「全豪オープン」後に股関節の手術を受け、8月の「ATP1000 シンシナティ」でシングルスに復帰。「ATP250 珠海」で復帰後初勝利を飾ると、「ATP500 北京」ではベスト8へ進出、「ATP1000 上海」でも1回戦を突破と、シングルス選手では復帰した前例のない手術を受けながらもカムバックし、10月の「ATP250 アントワープ」で遂に復活後初優勝を果たした。


しかしまだ万全な状態とは言えないようで、ATP公式サイトに次のとおり本人コメントが掲載されている。


「トップレベルでプレーできるよう一生懸命努力しましたが、残念ながら1月にオーストラリアでプレーすることはできません。今年の全豪オープンの後、再びプレーできるかどうか分からない時でも、オーストラリアに戻ってベストを尽くすんだと張り切っていました。その分、今回は余計にがっかりしています」


「あいにく、最近ぶり返しがありました。予防措置として、コートでの試合に戻る前にそれを乗り越える必要があります」


今年の「全豪オープン」では痛みを抱えながら、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)との4時間9分フルセット激闘を戦い抜き、見る者に大きな感動を与えたマレー。できるだけ良い状態に回復し、また素晴らしいプレーを見せてくれることが期待される。


テニスデイリー編集部)


※写真は「ATP1000 上海」でのマレー
(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)