本当にこの写真でよかったの...? 大阪「泉の広場」リニューアル告知が斬新すぎると話題に
大阪・梅田の地下街「ホワイティうめだ」の「泉の広場」が2019年12月5日にリニューアルオープンする。
「泉の広場」には1970年の誕生以来、待ち合わせスポットとして親しまれてきた大きな噴水があったが、リニューアルに伴い撤去され、新たに「Water Tree」というモニュメントが設置される。
噴水がなくなることを惜しむ声はもちろんあるが、LED照明で水の流れや水面の輝きを表現する新しいシンボルに「行ってみたい」「楽しみ」と期待をよせる人も多い。
そんな「泉の広場」のリニューアルオープンを知らせるサイネージ広告が、現在ツイッターで注目を集めている。
それがこちらだ。
宮田珠己(@John_Mandeville)さんのツイートより
ドン、と中央に映し出されているのは、まさにリニューアル工事を行っているその光景。下には
「『泉の広場』の名称はそのままに、新たなシンボルが誕生。
35の飲食・食物販店が軒を連ねる食ゾーンとして生まれ変わる!」
と書かれているが、どのように変わるのか全く分からない。11月28日にこの光景をツイッターに投稿した宮田珠己さんは「この写真でよかったのか?」とコメントしている。
ツイートを見た人の中にも
「泉を発掘しとるのかな?」
「爆笑した」
「なんでwwこの写真www」
と、不思議に思った人は多いようだ。
この写真でよかったのか? pic.twitter.com/zmzU8KQYiH
— 宮田珠己 (@John_Mandeville) November 28, 2019
こんな工事をして、生まれ変わります
新しい泉の広場をアピールしたいはずなのに、なぜ広告にこの写真をチョイスしたのか。
Jタウンネット編集部は29日、ホワイティうめだを運営する大阪地下街(大阪市北区)を取材した。
同社のリニューアル担当者によると、この写真は実際の「泉の広場」リニューアル工事の様子を収めたもの。2、3種類の工事中の写真が、かわるがわるデジタルサイネージに表示されるそうだ。
「6か月間閉めて、通行止めしていたゾーンが、こんな工事をして、生まれ変わりますよ、というのがお伝え出来たら、と作りました。
『使用前・使用後』のような感じで、みなさんにもうすぐオープンですよ、ということをわかっていただけたらな、と思います」
と担当者。確かに、ツイッターでも、
「変なイメージイラストよりずっと良い」
「結構深く工事をしていたのですね」
「今まさにやってる感(完成予定はベールに包まれたまま)=期待↑↑」
など関心を持った様子の人も少なくない様子。広告としては大成功なのではないだろうか。
新しい泉の広場イメージ(プレスリリースより)
かつての泉の広場(プレスリリースより)
担当者にリニューアルする「泉の広場エリア」のアピールポイントを尋ねると、バル街「NOMOKA」(ノモカ)を紹介してくれた。
高架下のような環境デザインのゾーンで、カウンター席中心の店やスタンディングバル等、様々な業種・業態の店舗が17店集まる。
地下街にあるため夜でも安心して飲み歩くことができる、と担当者は話した。