青いグラフが文大統領の支持率、赤いグラフが不支持率(リアルメーター提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

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【ソウル聯合ニュース】韓国世論調査会社、リアルメーターが10日に発表した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週に比べ1.9ポイント下がった42.5%となり、同社の同じ調査で2回連続して就任後最低を更新した。不支持率は2.7ポイント上昇の55.0%で、こちらも2週連続で就任後最高を記録した。

 調査は交通放送tbsの依頼を受け、7〜8日に全国の成人1502人を対象に実施された。

 支持率と不支持率の差は前週の1桁(7.9ポイント)から2桁(12.5ポイント)に拡大した。リアルメーターはチョ国(チョ・グク)法務部長官一族の不正疑惑や検察捜査に関する一連の報道、経済低迷、非核化を巡る米朝実務協議の決裂が影響したと分析した。

 政党支持率は進歩(革新)系与党の「共に民主党」が前週より0.8ポイント下落した37.5%、保守系最大野党「自由韓国党」は0.9ポイント上がった34.1%となった。支持率の差は3.4ポイントに縮まり、暫定集計で文政権発足後最小となった。

 「正しい未来党」は0.4ポイント上昇の6.3%、「正義党」は0.4ポイント下落の4.5%、「ウリ共和党」は0.6ポイント上昇の1.7%、「民主平和党」は0.3%上昇の1.5%だった。

 一方、8日に750人を対象に実施した調査では、進歩派が検察改革を求めて検察庁前などで開催している集会と、保守派がチョ氏の辞任を要求して光化門広場付近で開いている集会について、回答者の61.8%が「政治の無能さを補完する国民主権の発現」と答えた。「国論を分裂させ、国民統合を阻害する」との回答は31.7%だった。