(左から)バルセロナFWメッシ、ユベントスFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

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欠場したメッシとロナウドの振る舞いを韓国メディアが比較

 バルセロナは現地時間4日に行われたジョアン・ガンペール杯アーセナル戦で2-1の勝利を挙げた。

 この日ピッチに立たなかったアルゼンチン代表FWリオネル・メッシだが、ファンに向けて挨拶したなか、韓国メディアはKリーグ選抜戦で欠場したユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの振る舞いと比較して、「ファンサービスの次元が違った」と評している。

 試合は先制点を献上したバルセロナだが、オウンゴールで同点に追いつくと、後半45分にウルグアイ代表FWルイス・スアレスの華麗なボレー弾で2-1と逆転勝利した。コパ・アメリカ(南米選手権)に出場したメッシやブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョらは温存されたが、欠場したメッシの行動に韓国メディア「OSEN」が注目を寄せている。

 記事では「『ロナウドと違う』 欠場したメッシは直接ホームのファンたちに挨拶」と言及。韓国メディアが引き合いに出したのは、7月26日にアジアツアーの一環でユベントスが韓国Kリーグ選抜と対戦した際、欠場したエースFWロナウドだ。ファンとの行事に参加せず、45分以上出場する契約条項を履行しなかったとされ、さらに連日更新しているSNSで謝罪らしい言葉がなく、韓国ファンの怒りが増幅している。

「メッシの態度はロナウドと比較される」と指摘。もちろん、ロナウドのケースとは異なり、バルセロナの本拠地カンプ・ノウでの試合であった点を考慮すべきだが、韓国メディアは欠場したメッシの振る舞いを称賛。その一方、「Kリーグ選抜戦を欠場し、45分以上出場する契約条項を履行しなかった」とロナウドを糾弾して、次のように続けている。

ロナウドの行動に不満露わ 「韓国ファンたちに手を振らない不誠実な態度」

「90分間ベンチに座り続けたロナウドは、韓国ファンたちに手を振らない不誠実な態度で一貫していた。ユベントスも謝罪どころか責任を主催に転嫁。ロナウドが出場すると信じて入場券を購入したファンは、集団訴訟まで辞さずにいる」

 本拠地で欠場したメッシ、アジアツアーで欠場したロナウドの比較は公平とは言えないものの、記事では「メッシはファンサービスも次元が違った」と称えて、ロナウドへの痛烈な皮肉に変えている。

 ロナウドは欠場騒動により韓国で怒りを買っており、SNSのコメント欄でも韓国ファンから批判が殺到。「大西洋の真珠」と謳われる母国ポルトガル・マデイラ島の美しいビーチ写真をインスタグラムにアップした際、「謝れ」などの声が上がっており、その風当たりは一向に弱まる気配が見えない。(Football ZONE web編集部)