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生産現場におけるロボット活用を推進する専門展示会「第2回自動化・省人化ロボット展」などからなる「メンテナンス・レジリエンスTOKYO」が東京ビッグサイトで2019年7月24日から26日の日程で行われている。併催は「第11回インフラ検査・維持管理展」などで、生産設備から社会インフラのメンテナンスに至るまで、様々な国土強靱化、労働サポート関連技術が展示されている。主催は一般社団法人日本能率協会。

●各種ロボットとクラウド、独自アクチュエータを展開するクラウドマインズジャパン

クラウドマインズ人型サービスロボット「XR-1」

「第2回自動化・省人化ロボット展」にはクラウドマインズジャパン株式会社が出展し、人型サービスロボット「XR-1」他をデモしていた。日本初展示だという。

同社はアメリカCloudMinds Technology Incの子会社。人型サービスロボット「XR-1」は、CloudMindsが独自開発した「Smart Compliant Actuator(SCA)」と、同社が「HARI」と呼ぶ、AIと人手を組み合わせたロボットコントロール・クラウドサービスを特徴としている。「XR-1」はSCAとHARIのアピールを主な目的としたロボット。コントロールのインターフェースにはAndroidを用いている。

「XR-1」の胸部にはAndroid端末が埋め込まれている

「XR-1」は高さ158cm、重量55kg。34自由度を持つ。LiDARや3Dカメラなど各種センサを搭載しており、クラウドベースのSLAM、VSLAMが可能だという。今年3月にバルセロナで行われた「Mobile World Congress」では「針の穴に糸を通す」というデモを行ったが、今回は残念ながら踊りのみ。

スマートコンプライアントアクチュエーター(SCA)はモーター、減速機、モータードライバなどをコンパクトサイズに収めたトルク制御可能なアクチュエーター。柔軟かつ安全な操作機能を持ち、協働ロボットなどに最適だという。最小直径10mm〜100mmまで各種サイズをラインナップしており、モーター単体でも販売している。

クラウドマインズ「Smart Compliant Actuator(SCA)」

●掃除ロボット、警備ロボットも

クラウドマインズの「自走式クリーニングロボット」は自走式スクラバーで、障害物を自動回避しながら清掃する。特徴は湿式の拭き掃除、乾式の掃き掃除の両方が行えること。さらに殺菌機能も備える。本体重量は280kg、サイズは1100×780×1160mm。登坂能力は9度。最大清掃効率は1時間あたり2576平米。

クラウドマインズ「自走式クリーニングロボット」

側面にはフルHD解像度の27インチディスプレイを持ち、デジタルサイネージ機能も持っている。全部盛りのロボットだ。日本国内での導入実績はないが、海外では既に使われているという。

デジタルサイネージ機能も

警備ロボットは屋外使用を想定している。大きさは1220×730×1410mm。重量120kg。走行速度は1m/s程度。登坂能力は10度。段差は5.5cmまで。バッテリーで8時間稼働する。異常認識システムを同社のクラウド「HARI」においている。自動対話のほか、人による音声対話も可能だとのこと。

クラウドマインズ「パトロールロボット」

クラウドマインズではこれらのロボットとクラウド技術で、今後、日本でのビジネス展開を進めていくという。

●カワダロボティクス「NEXTAGE」は箱詰めや他のロボットとの協働をデモ

カワダロボティクスの協働ロボット「NEXTAGE」

クラウドマインズジャパンのすぐ隣のブースでは、カワダロボティクスの協働ロボット「NEXTAGE」が箱詰めのデモを行い、基本機能をアピールしていた。外箱に四角い箱と丸い筒を納めていく。現在、このままの使われ方をされているわけではないが「問い合わせがある」とのこと。

また、制御機器・FA機器商社の鳥羽洋行ブースでは、THKインテックスがインテグレーションした、NEXTAGEと半田付けロボット、外観検査機を組み合わせたデモを行っていた。これまで人間があいだを繋いでいた作業を協働ロボットが行うことで、さらなる自動化・省人化が可能になる。

鳥羽洋行ブース、NEXTAGEが複数のロボット機器を繋いだシステムのデモ

(森山 和道)