洗車機メーカーは日々研究やテストを行なっている

  最近では機械洗車の実力が向上してきている。もちろん塗装もよくなっていて、いずれにしても以前のようにグルグルとした渦状の細かなキズが大量に付くことはなくなった。そこで、気になるのが機械洗車のコーティングコースだ。

  ひと口にコーティングコースと言っても複数あり、最上級メニューは1000円以上して、機械=安いというイメージが崩れたりするほど。自分でやったほうが安い気がしてくるが、効果次第だろう。

  洗車機によるコーティングだが、機械によって液剤をかけるだけで、確実にかかっているのか疑問に思う人も多いだろう。これについて洗車機メーカーに聞くと、まったく問題ないとのこと。液剤の研究、そして実機によるテストも日々行なっているという。

  さらに言われたのが「市販のコーティング剤が洗車後の濡れたボディに直接スプレーしても、しっかりかかるのと同様です」ということ。確かにそれは事実で、あとは拭き上げるだけでムラなく、きれいに仕上がる。これと同じと考えれば納得はできる。

液剤が規定の濃度に希釈されていない恐れも

  また以前であれば洗車機でコーティングするとガラスにもかかってしまい、わざわざ取り除かないといけなかったが、最近はその問題が解消されたのも普及が進む理由のひとつだ。

  実際にかけてみてもかなりきれいになるし、撥水もピンピンとする。持ちに関しても1カ月以上は続くので、自分でセコセコ作業する必要もない。月に1回、洗車機で洗車とコーティングをするのも十分ありだろう。

  ただし問題がひとつあって、ガソリンスタンドや洗車場によっては規定の濃度に液剤を希釈していないことがある。そうなると当然、効果が出なくなるので要注意だ。何軒か回って、一番効果が出ているところを探すといい。