「自動運転」部材に照準を定めた化学各社、乗り遅れないメーカーは?
従来は米国アリゾナ州のグループ会社で同ウエハーを製造しており、スマートフォンの顔認証用途などで足元の需要は旺盛。日米2工場体制にすることで、自動車メーカーの多い日本に加え、自動運転・人工知能(AI)開発に熱心ながら米中貿易摩擦の影響が心配な中国への安定供給を図る狙いもありそう。
出光興産はマレーシアにエンジニアリング樹脂のシンジオタクチックポリスチレン(SPS)工場を新設する。年産能力は当初9000トンとみられる。既存の千葉工場(千葉県市原市)に次ぐ第2拠点となる。電波を阻害しない特性を生かして、ミリ波レーダーなど車載電装部品ケース用途の需要増に応える。3―4月をめどに投資を正式決定する。
三菱ガス化学は20年度までにカメラレンズ材料の特殊ポリカーボネートで高耐熱品を開発する。自動車のエンジン周りなど使用環境の厳しい場所にも対応するため、主力のスマホ向け以上の耐熱性を目指す。
世界の自動車産業はCASE(コネクテッド・自動運転・シェアリング・電動化)対応を迫られる。自動運転車は25年以降に普及するといわれ、日米欧、中国が激しい開発競争を繰り広げている。
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