話題の新型モデルながら乗り込みも可能!

 2月9日(土)より11日(月・祝)までインテックス大阪で開催中の「大阪オートメッセ2019」。3ホールにあるマツダブースのメインステージとその手前には、昨年11月にロサンゼルス自動車ショーで世界初公開された、新型「マツダ3」の北米仕様が3台展示されている。

 そのうち通路付近に平置きされているポリメタルグレーメタリックの「ハッチバック」は、ライトチューンが施された「カスタムスタイル」。しかもその室内には乗降可能で、連日行列ができるほどの人気コーナーとなっている。

 これまでの反響と今後の国内展開について、マツダ国内営業本部ブランド推進部主幹の空閑俊夫(くが・としお)さんに聞いた。

──このオートメッセでも新型マツダ3は大きな注目を集めていますが、これまでお客さんからはどのような声が上がっていますか?

 空閑:写真ではわかりにくいエクステリアの立体表現に加え、インテリアの質感に関してはとくに高い評価をいただいております。「車格を超えた質感を持っている」という声が非常に多いですね。

──「魂動デザイン」や「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」は新世代のものとなり大きく進化していますが、基本的な商品コンセプトやパッケージングは現行アクセラとほぼ変わらないように思えます。とくにハッチバックの後席は現行アクセラと同様に狭いですが、既存ユーザーや来場者からの反応は?

 空閑:ハッチバックのボディサイズは現行アクセラとほぼ変わりませんが、セダンは全長が約8cm伸びており、より3BOXらしいフォルムになっています。後席の居住性については、現行アクセラのユーザーは広さよりデザイン重視の方が多いため、現状の方向性を踏襲しています。

パフォーマンス仕様などのバリエーションはどうなる?

──今回展示されている3台の仕様は?

 空閑:すべて北米仕様で、SKYACTIV-G 2.5を搭載しています。このうち乗降可能なポリメタルグレーメタリックのハッチバックは「カスタムスタイル」で、エアロパッケージやスポーツマフラー、前後30mm下げられる車高調整式サスペンションと18×7.0JのBBS製鍛造アルミホイールなどを装着しています。

──北米仕様の新型マツダ3にはSKYACTIV-Gが1.5/2.0/2.5、SKYACTIV-Dは1.8、そしてまったく新しいエンジンの「SKYACTIV-X」が設定されることも明らかにされていますが、国内仕様のラインアップはどうなりますか?

 空閑:国内仕様に関してはまだこれからという所ですね。今回のお客さまの反応も見ながら、何を設定するかを決めていきたいと思っています。

──過去のアクセラには「マツダスピードアクセラ」というホットバージョンがありました。マツダ3カスタムスタイルを見ると、そうしたスポーティなモデルの展開を期待してしまいますが……。

 空閑:そうですね。アクセラのユーザーにはスポーティなものを好む方が多いですから、カスタムスタイルのようなものをグレード展開するのは、あるいはディーラーオプションとして展開するのかは、これも今回のお客さまの反応も見ながら決めていきたいですね。

──日本仕様の詳細が明らかになる日を、そして日本での発売を、楽しみにしています。ありがとうございました。