冨安健洋(撮影:岸本勉/PICSPORT)

写真拡大

19日、前日を休養日とした日本代表はシャルジャでの初練習を行った。練習後、冨安健洋が報道陣にサウジアラビア戦について語った。

「しっかり休めました。コンディションはいいですね。負けられないプレシャーとか重圧もありますが、長友さんがいつも言っているように楽しんでやれるように準備したいと思います」

「サウジアラビアは本当に力があるチームですし、2016年U-19選手権の決勝では0-0からPK戦で勝ったのですが、内容的には完全に圧倒されて守ってという試合だったので、後ろはゼロで守れるように最後のところは身体を張っていかなければいけないと思っています」

冨安はこの合宿で取り組んでいる課題克服があるという。

「オマーン戦で全然(空中戦の)競り合いに勝てなくて、そこの部分で(酒井)宏樹君と斉藤俊秀コーチの3人で話をしました。宏樹君自身もたくさんやられてきて成長してきてると言っていたので。もちろんやられないのが一番いいんですけど、そういった先輩たちのアドバイスを受けながら成長できたらいいと思っています」

「オマーン戦で結構やられたので、それは改めて感じました。練習終わってヘディングしていいですかって言って、宏樹君にアドバイスをもらいました」

「競り合いについては体をぶつけるとか先に落下地点に入るというアドバイスをもらいました。僕自身、ヘディングがそんなに得意ではないので。ジャンプのタイミングが合わなかったりします。これまではどちらかというとジャンプせずにやるやり方でやって来たので、そこは改善していかなければいけないと思います」

試合ごとに冨安の成長は著しい。攻撃力はあるが守備に穴もあるサウジアラビアに対して、日本が無失点に抑えれば必然的に勝利が見えてくるはずだ。

【文:森雅史/日本蹴球合同会社、撮影:岸本勉/PICSPORT】