本日開幕アジアカップ、グループステージで見るべき5試合
本日開幕を迎えるアジアカップ2019。日本代表にとっては王座奪還を狙う大会となる。
今回は『Sportskeeda』から「グループステージで見るべき5つの試合」という記事を紹介したい。
5位:インド対UAE
インドは10日、グループAでホスト国のUAEと対戦する。南アジアの雄インドは、FIFAランキングで97位だ。中国、オマーン、ヨルダンとの親善試合に勝てずに苦戦している。
一方、ではホストのUAEはどうかと言えば、アルベルト・ザッケローニ監督の下でトーナメントへの準備を進めているものの、やはりこちらもあまり勝てていない。開催国がグループステージで敗れる可能性もないとは言えない。
このアジアカップでは最も経験豊かな2名のFW、スニル・チェトリとアリ・マブフートの対決というのも見逃せない。
他の2つのチーム、タイとバーレーンも不気味だ。インドやUAEよりは下のランクであるが、それほど大きな差はないグループと言える。その結果を左右する試合がこれになるだろう。
4位:オーストラリア対シリア
ヨルダン、パレスチナとともにグループBに入っている2チーム。ディフェンディングチャンピオンであるオーストラリアは、首位突破の明確な候補である。
そしてシリアはこのグループで2位に入る実力を備えており、ヨルダンよりは一つ格上のチームだと言える。
ティム・ケイヒルやマイル・ジェディナクがいないオーストラリアは、チームを牽引するベテランが不在だ。ロビー・クルーズやマシュー・ライアンがどこまで中心になれるのか。
シリアでは「中東最高のストライカー」として名高いオーマル・アル・スーマーが注目だ。彼の得点力はアジアカップ全体でもトップクラスだろう。
この2チームは1月15日に対戦する。
3位:日本対オマーン
グループFは日本、オマーン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの4チームで構成されている。
過去30年間で4回の優勝を誇った日本代表チームは明確な突破候補である。そこにFIFAランキング82位のオマーン、95位のウズベキスタンが2位を争うと考えられる。
とはいえ、欧州でプレーしている選手が多い日本にとって、この大会は決してやりやすいレギュレーションではない。選手を集合させるところから難しさが始まっており、グループステージでは躓く可能性もあるだろう。
オマーンはこれまでアジアカップで9試合を戦って2勝しかしていないが、その不吉な記録を払拭できるチャンスがやってきているのかもしれない。
この試合は1月13日に行われる。
2位:中国対韓国
中国、韓国、キルギス、フィリピンがグループCにまとめられている。FIFAランキング53位の韓国が頭一つ抜けており、その下に76位の中国、91位のキルギスがつける。
ただ、韓国はアジア大会のためにソン・フンミンを招集したため、トッテナムとの約束でアジアカップへの合流を遅らせることになった。最初の2試合では起用できない。
そのソン・フンミンが今大会でデビューを飾るのは、おそらくこのグループステージ第3節の中国戦になるだろう。
「恐韓症」と言われた苦手意識を最近は払拭しつつある中国。ソン・フンミン擁する相手にどこまでやれるのか?グループCで最も注目の試合だ。
1位:イラン対イラク
隣り合ったこの2つの国は、政治的にはかなり距離を置いているものの、サッカーの対戦についてはそれほど大きな差はない。
イランはFIFAランキングで29位とアジアのトップを維持しているが、イラクとの過去3試合では2敗しているという相性の悪さがあるからだ。
2007年のアジアカップでチャンピオンになったイラクは、現在FIFAランキング88位。しかし、この試合で勝つことができれば、再び王者に輝くのも夢ではないだろう。
この2チームは1月16日に対戦する予定だ。