久保と良好な連携を見せる斉藤が先制点を奪った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 インドネシアで開催されているU-19アジア選手権は10月19日、日本対北朝鮮のグループリーグ第1戦が日本時間の21時キックオフで行なわれている。

 4-4-2でスタートした日本は、前線の2トップに久保建英(横浜)と田川亨介(鳥栖)を起用。2列目には左に斉藤光毅(横浜FCユース)、右に郷家友太(神戸)、ボランチは伊藤洋輝(磐田)と藤本寛也(東京V)のコンビとなった。DFは右から菅原由勢(名古屋)、橋岡大樹(浦和)、瀬古歩夢(C大阪)、東俊希(広島ユース)。GKには谷晃生(G大阪)が入った。

 雨中の戦いとなったが、日本は立ち上がりから主導権を掌握。多彩なパスワークと、前線の久保、郷家のキープ力を活かして敵陣に押し込んでいく。

 そして8分、バイタルエリアを持ち上がった久保がタイミングよくラストパスを供給。これに反応した斉藤が抜け出し、いったんはシュートを阻まれたものの、自らこぼれ球を押し込みネットを揺らした。日本が幸先よく先制した。

 さらに攻勢に出る日本は19分、ボランチの伊藤が左足で強烈なミドルシュートを突き刺す。日本が効果的に加点し、リードを広げる。

 しかし、その後は北朝鮮の粘りに遭い、膠着した展開に。すると36分、北朝鮮にボールを支配され左サイドを破られると、折り返しのボールをケ・タムに流し込まれ、1点差とされる。さらに41分には、最終ラインの裏にボールを蹴り込まれると、DF瀬古が相手FWを倒してしまい、PKを献上。これをカン・グッチョルに決められて、試合は2-2の振り出しに戻された。

 前半は2-2の同点で終了している。