JR東日本が、クルーズ船の寄港にあわせて仙台埠頭〜松島間などでアクセス列車を運行。車両はキハ48形ディーゼルカー「みのり」が使われます。

仙台埠頭〜松島間などで運転

 JR東日本仙台支社は2018年7月26日(木)、仙台港へのクルーズ船の寄港にあわせ、仙台埠頭(ふとう)〜陸前山王〜松島間などでアクセス列車を運行すると発表しました。


クルーズ船アクセス列車に使われる予定のキハ48形ディーゼルカー「みのり」(画像:JR東日本仙台支社)。

 乗車対象は、郵船クルーズが運航する客船「飛鳥II」の乗船客のうち、対象のオプショナルツアーに申し込んだ人です。9月14日(金)は、仙台埠頭駅(仙台市宮城野区)から仙台臨海鉄道仙台埠頭線・臨海本線(貨物線)とJR東北本線を経由し松島駅(同・松島町)へ運転し、現地観光後、仙台駅へ向かいます。26日(水)は仙台埠頭駅と松島駅のあいだを1往復します。

 車両は観光列車などに使われているJR東日本のキハ48形ディーゼルカー「みのり」(3両編成)です。

 秋田港でも発着するクルーズ船の客の足を確保するため、秋田〜秋田港間などでアクセス列車「あきたクルーズ号」が不定期で運行されています。仙台港を発着する列車はJR東日本では2例目です。

 同社仙台支社は「引き続き、宮城県・仙台市・仙台臨海鉄道株式会社等のご協力のもと、アクセス列車運行の準備を進めてまいります」としています。

【地図】クルーズ船アクセス列車の運行ルート


クルーズ船アクセス列車の運行ルート。赤が仙台臨海鉄道仙台埠頭線・臨海本線、青がJR東北本線(画像:JR東日本仙台支社)。