8年前に11時間5分の史上最長試合を演じたイスナーさんが、6時間36分の高度プロフェッショナル試合を再び熱演の巻。
錦織圭クンも敗れて、世界の強豪同士の戦いをボンヤリ眺めていたテニス・ウィンブルドン。世界の人々の気持ちとしては、「さぁ、今日はジョコビッチとナダルによる神々の戦いだ」と、再びチカラを取り戻してきたBIG3同士の対戦に胸躍らせる、そんな感じだったでしょうか。
しかし、そこに立ちはだかった男たちがいた。
南アフリカのケビン・アンダーソンさんとアメリカのジョン・イスナーさん。長身からの強烈なサーブを得意とする両者の対戦は、4セットを終えて2-2の五分。1セットから3セットまではタイブレークにもつれこむ接戦で、すでにその時点でグランドスラム以外の大会なら「目一杯」もつれた感じの展開となっていました。
↓このあとどれだけやらされるかも知らずにコートに入る両選手!
A place in the #Wimbledon final awaits for one of @KAndersonATP and @JohnIsner…
- Wimbledon (@Wimbledon) 2018年7月13日
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テニスのお疲れ様:「ご飯食べたか?」
テニスのお疲れ様:「トイレ行ったか?」
テニスのお疲れ様:「お弁当持ったか?」
テニスのお疲れ様:「6時間36分やるから」
2倍金欲しいwww
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タイブレークなく決着がつくまで延々と戦うことになる第5セット。強烈なサーブを打ち込む両者は、自分のサービスゲームを頑として落としません。先行するのはアメリカのイスナーさん。しかし、追うアンダーソンさんも「落とせば終わり」の自分のサービスゲームをキープしつづけます。
↓ウィンブルドンに掲げられた残業の証拠みたいなプレート!労基が見たら一発で詰めにくるブラック労働の証!
14-14.
- Wimbledon (@Wimbledon) 2018年7月13日
Of course, this is a stroll in the park for John Isner... #Wimbledon pic.twitter.com/vxOyfIc7eL
テニスのお疲れ様:「アレも長かったのぉ」
テニスのお疲れ様:「あのときのブラック労働者は…」
テニスのお疲れ様:「フランスのニコラ・マウと…」
テニスのお疲れ様:「アメリカのイスナー…」
テニスのお疲れ様:「アメリカのイスナー…?」
テニスのお疲れ様:「アメリカのイスナー…!?」
テニスのお疲れ様:「またお前か!」
↓テニスのお疲れ様:「またお前か!!」
スポーツ見るもの語る者〜フモフモコラム:ウィンブルドンで10時間を超える死闘があり、まだ試合が終わっていない件。 - ライブドアブログ (81 users) http://bit.ly/amHp1v
- はてなブックマーク::Hotentry (@hatebu) 2010年6月24日
あー、あのときの!
あったあった、8年前にそんなことが!
当時の史上最長試合時間6時間34分に突入したとき、選手自身も笑ってしまっていたあのロングゲーム。テニス界のレジェンドが「オシッコもれそうじゃない?」と心配し、一流選手同士の戦いなのに普通に空振りし、スコアボードは数字を表示できなくなって暗転したというあの伝説の一戦の戦犯…じゃなくて立役者が、再び自分の記録に挑戦するイヤーなチャンスを得た。
しかも、あのときは1回戦だったけれど、今度は準決勝という檜舞台で。ジョコビッチとナダルの試合を見にきて、外で待っている人にとっては迷惑以外の何物でもありませんが、応援せずにはいられません。僕は家にいて、途中でお腹空いてきちゃったのでドンタコス食べて、試合中にトイレも行って、試合中にお風呂も入って、「朝まで生テニス」を決め込んだ、完全に他人事ですから「徹底的にやれ」としか思いませんけど!
↓少しでも休みたいので、ゲームを取ったあとその勢いのままベンチに座るイスナーさん!
It's 11-11 in the final set.
- Wimbledon (@Wimbledon) 2018年7月13日
Take a seat, why don't you...#Wimbledon pic.twitter.com/ScA4h2ZYMt
1秒もロスせず座ったwwwww
少しでも早く座りたいから、そっち側に動きながら決めたいの心wwww
↓観客席からは「Come on guys!We want to see Rafa!!」というクソヤジが飛ぶ!
“Come on guys, we want to see Rafa” 🤣 From someone in the crowd watching Anderson/Isner at 2 sets each and 13 all in the final set #Wimbledon pic.twitter.com/AjgtMAToGb
- Phil Stott (@stottie_cake) 2018年7月13日
テニスのお疲れ様:「ナーダール!」
テニスのお疲れ様:「ナーダール!」
テニスのお疲れ様:「ナーダール!」
テニスのお疲れ様:「ナーダール!」
※この時点でまだ13-13です。
※最終的に26-24までいきます。
※まだ半分の段階です。
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試合途中には両者とも持ち込んだ食料をパクパク食べ、スタンドの陣営からは警備員を通じて追加のドリンクを投げ渡そうとする動きも。疲労、空腹、膀胱すべてが限界まで追い詰められていきます。プレイとしても大変厳しいものとなり、遠いボールや難しいボールは結構早めの段階で「やってらんねー」で諦めるようになっていきます。そのことがさらに「いいサーブがきたら諦める」という展開に走らせ、両者をサービスゲーム絶対キープマンにさせていきます。
それでも、じょじょに押し気味となっていったのはアンダーソンさん。相手のサービスゲームでたびたび30-0などの2ポイントアップの状態を作り、あと少しでブレイクというところに迫ります。イスナーさんも強烈サーブの連打で何とか凌いではいきますが、重圧は否めません。そのビハインドを跳ね返すために一段ギアを上げたプレーをせざるを得ず、それがまた疲労・空腹・膀胱へとつながっていく。ジワリジワリと苦しくなっていきます。
持ち込んだお弁当の量も両者の差を生み出していきます。イスナーさんが足元にペットボトルを並べてノドの渇きを潤している間、アンダーソンさんはカバンから無限に出てくるバナナを次々にたいらげていきます。これにはイスナーさんも「何本バナナ出てくるんや…」と驚愕したことでしょう。バナナ食べずに6時間と、バナナ食べながら6時間の差。もしかしたらバナナが最後のひと粘りを生み出したかもしれません。
迎えた第5セットの49ゲーム目。イスナーさんの強烈なサーブを受けたアンダーソンさんは、足がもつれて尻もちをつきます。ラケットも手から離れ、完全に大の字になるほどの転倒でした。もちろんイスナーさんはこれはチャンスと強烈なショットを相手コートに打ち込みます。しかし、アンダーソンさんはまだ生きていた。素早く立ち上がると、利き手ではない左手にラケットを持ってこれを相手コートにリターンしたのです。起き上がりこぼしリターンからのポイント奪取。勢いに乗るアンダーソンさんは、このゲームをこのセット初めてのブレイクで奪います。
↓やってるほうも、見てるほうも、「もうこれで決着でいい」と思った奇跡のショット!
I get knocked down, but I get up again. You're never gonna keep me down...#Wimbledon @KAndersonATP pic.twitter.com/1cY6i2WoUp
- Wimbledon (@Wimbledon) 2018年7月13日
テニスのお疲れ様:「帰ろう!」
テニスのお疲れ様:「もう帰ろう!」
テニスのお疲れ様:「これでいいよな!」
テニスのお疲れ様:「終わっていいよな!」
テニスのお疲れ様:「試合は終わりだー!」
↓6時間36分、グランドスラム史上2位のロングゲームを制したのはアンダーソンさんでした!
アンダーソン:「終わったー!」
イスナー:「終わったー!」
関係者:「終わったー!」
芝生:「終わったー!」
客:「終わったー!」
終わってよかったwwww
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そして生まれた感動。讃え合う両者と鳴り止まない拍手を送る観衆たち。両者はその声援に応えるように、「1秒でも早く帰りたいんだけど」などと漏らすことはなく、観衆からのサイン攻めにたっぷりと応えていました。これぞスポーツマンシップという名場面でした。実況席も賛辞を惜しみません。一生忘れられない試合になったことでしょう。本当にありがとう。素晴らしい両者の戦いに拍手です!
↓なお両者は、この感動の試合のあと「タイブレークがないのはクソ」とめっちゃ怒っていました!
死闘戦った両者が最終セットタイブレークなしを非難 #tennis #Wimbledon #ウィンブルドン #アンダーソン #イスナーhttps://t.co/bHnbyPK9y9
- 日刊スポーツ (@nikkansports) 2018年7月14日
「最終セットを延々とやる価値がわからない」
「次の試合は今日中に終わるのか?」
「(8年前の)あの試合はバカげている」
あー、やりたくてやってたわけじゃなかったかwwww
日本では「やり甲斐搾取」って名前がついてるヤツだったwwww
高度プロフェッショナル制度絶対反対不可避wwww
おめでとう!お疲れ様!勝者にはもう1試合働く権利をプレゼントします!
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