フジテレビ「ジャンクスポーツ」(3日放送分)では、「アスリートクイズSP」と題し、様々な競技のアスリート達が自身にまつわるクイズを出題。その1人として登場したのが、ボクシングで3階級の世界王者となった八重樫東だ。

八重樫の代表的な試合の一つには、2012年6月20日に井岡一翔と対戦したWBA・WBC世界ミニマム級王座統一戦がある。クイズは、この大一番から出題された。

この時の試合で八重樫は、互角の展開ながらも井岡のパンチを顔面に浴び続けたことで顔が大きく腫れ上がってしまい、試合中も2度に渡ってドクターチェックを受けるなど、TKO負け寸前の状態だった。だが、この時、大橋ボクシングジムの会長で八重樫の師匠でもある大橋秀行氏が放った一言によって試合は続行されたという。

八重樫が出題したクイズは、大橋氏が言ったというその一言について。VTRで登場した同氏は「レフェリーが『八重樫すごい腫れてるけど、目見えるか?大丈夫か?』ときた」と切り出すと、「八重樫はもともとこういう顔なんで」と言うことでレフェリーストップ寸前の難を逃れたという。

「ラッキーでしたね」と笑みを浮かべる大橋氏だったが、八重樫本人は「試合負けてますからね」と複雑な表情。その上で「僕(大橋氏の一言が)聞こえてたんですけど」と明かすと、「『嘘でしょ?』と思って・・・」と苦笑いを浮かべた。