4日放送、毎日放送「戦え!スポーツ内閣」では、プロ野球開幕を受けて野球を特集。MCの武井壮が、読売巨人軍の上原浩治にインタビューした。

10年ぶりの日本球界とあり、「7割くらいが知らない選手」という上原。一緒にプレーしていたのは、阿部慎之助や1年目の坂本勇人ぐらいだという。

指揮を執るのは、生年月日が同じ盟友の高橋由伸監督だ。武井から「気持ち悪くはないですか」と問われると、上原は笑って「かなり気持ち悪いですね」と返した。

上原によると、2人はグラウンド内で「なるべく会わないようにしている」という。ただ、食事には何回も出かけているとのことで、「そういうときは向こうも『由伸でいい』と言ってくれている」そうだ。

メジャーとの違いについて、上原は「微妙なズレ」があるとし、「苦しんでいるまではいかないですけど、いろいろ対策を練らなければいけない」と述べた。

つねに相手を抑えたいと意気込む上原だが、「100%そういう風になるかっていったらならないと思う」と現実的な目線も欠かさず。3日に43歳になったとあり、「1年間きちんと1軍のマウンドに立つこと」が目標であり、「楽しむっていうよりも野球ができているという喜び」を感じていたいと語った。

武井が「過去最高の1球」を尋ねると、上原は「過去っていうのはどうでもいいやと思っている。終わったことなので」「最高の1球は引退試合のラストの1球だと思っている」と返答した。

上原は「やっぱり常に上を目指してやっているわけですから。そこが最高と言っちゃうと、そこが頂点になっちゃいますから。頂点ではない」と、引退の瞬間まで高みを極めようとする姿勢と述べた。

この回答に「かっけえ」と感動した武井は、VTRが終わると、スタジオ出演していた元木大介氏に「最高のスイングは最後のスイング」だったかと質問。元木氏は怒気をあらわに「ショートゴロだよ」と返し、相手の外国人投手が出来高を意識して真剣に投げたため、「引退試合なんも関係あらへんわ」と、忖度がなかったと訴えて笑いを誘った。