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 昨年おおみそかの「第68回NHK紅白歌合戦」でアイドルグループ・欅坂46のメンバー3人が過呼吸でダウンし騒動になったが、そこに至った背景を発売中の「週刊文春」(文芸春秋)が報じている。

 欅坂のメンバーにハプニングが起こったのは、総合司会の内村光良とのコラボレーションパフォーマンスの終盤。鈴本美愉が後ろに倒れそうになってほかのメンバーに支えられ、歌唱後、センターの平手友梨奈もステージで崩れ落ち、志田愛佳も倒れ込んだ。

 3人はほかのメンバーに抱えられながら退場して舞台裏に運ばれた。NHKなどの発表によると、3人は過呼吸のような状態に陥ったという。その後、待機していた看護師の診察を受け、体調は回復。救急搬送はされず、楽屋で待機させたという。

 内村とコラボの約20分前、欅坂は「不協和音」を披露。肉体的にも精神的にもエネルギーを使う曲で、全力のパフォーマンスで力を出し切ってしまったというのだが…。

 同誌によると、グループコンセプトは「反権力」。「絶対センター」の平手はこれを完璧に体現しており、グループをプロデュースする秋元康氏に笑うことを期待されない異色のアイドル。そのため、重圧は計り知れないという。

 昨年4月の「不協和音」発売ごろから、世界観にのめり込みやすい憑依型平手に異変が。曲の後に体調を崩し、夏のツアーやイベントでは欠席を繰り返していたのだとか。

 そのため、紅白前日の「日本レコード大賞」では歌唱曲を「不協和音」から変更。しかし、紅白ではNHKからの要請で曲を変えられず、結果、2度目の同曲のパフォーマンスでのメンバーの過呼吸ダウンが発生してしまったというのだ。

「紅白の囲み取材ではセンターの平手が出てこないという異例の事態でした。今月末から3日間の日本武道館公演を控えていますが、平手が3日間乗り切れるかが危惧されています」(レコード会社関係者)

 平手の体調次第で、欅坂の“屋台骨”が大きく揺らぎそうだ。