Photo by lillie kate(写真はイメージです)

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 松居一代(60)が15日、東京都内で離婚会見を行い、その芝居がかった演出とあまりの中身の無さに、視聴者のみならず、それを放送したマスコミ内も呆れムードが広がっている。

「松居は、8時半スタートという主婦層が朝ドラ観賞を終えた時間に合わせて生中継を狙い、マスコミを呼びつけて『よほど何か重大な発表があるのか』と会見前から会場は騒然としていた。しかし、蓋を開けてみればただの離婚発表で、すでに船越栄一郎(57)側が14日に発表している情報だった。集まったマスコミは単に『うれしいです』と一方的に喜ぶ松居を映すだけの状態に。三文芝居を見せつけた上、身内のサクラに「おめでとう」とか「がんばれ」とか間の手を入れさせて、もはや現場の取材陣は『なんで松尾の勝利宣言を拝聴させられるんだ』『そんなのYouTubeでやれよ』と完全に冷め切っていました」(テレビ局関係者)

 たしかに、同会見を中継をしていたワイドショーと松居の温度差は大きかった。『とくだね!』(フジテレビ系)の小倉智昭(70)は「…以上、松居一代さんの勝利宣言でした」とまとめたものの、「それ以外に何にもない会見ですね。なんでこれにつき合わされたのか。聞いてて、だんだん腹が立ってきたんですけれど……」と苛立ちを隠さなかった。

 また『羽鳥慎一 モーニングショー』(テレビ朝日系)でも、長嶋一茂(51)が「ごめんこれ、10時以降にできないかな?」「朝からこの会見をやることのご意見を(視聴者に)聞きたい。どういう思いで見ているのかな」と天然系らしく辟易した顔を堂々と視聴者に晒している。

「松居は当初YouTubeなどの配信がウケたので、完全に自分自身にニュースバリューがあるとカン違いしている。NHK昼の顔・船越との離婚騒動というキャッチーさと、松居のクレイジーな言動が物珍しさで当初注目が集まっただけで、離婚が既定路線となった松居には誰も興味がない。今回の件でマスコミも”松居ネタ”は今後NGに、総撤収が決まったのではないでしょうか」(別の週刊誌記者)

■会見中の電話は「エア電話」? 通話中なのに画面真っ黒?

 そんな中、SNSなど視聴者の間で盛り上がっている話題もあった。それは松居が会見中、母親にかけた電話が実は「エア電話」なのではないかという疑惑だ。

「松居が通話していたスマホは、話の間、真っ黒だったという目撃情報が上がっています。電話したのが、会見終了3分前に電話をし始めたのも計算っぽく、そもそも電話の約束をしてたなら呼び出しに時間がかかり過ぎだし、約束をせずに出ないかもしれない電話をかけたりしないはず」(同記者)

 松居が「おかあちゃーん」とかけたのがエア電話だったとしたら、それはそれで怖すぎる。恐怖の「松居劇場」はこれにて終幕としてもらいたい。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。