AFX通信によると、米商務省が12日発表した6月の貿易赤字は、前月比6.1%増の588億ドルとなり、再び増加した。市場予想の570億円の赤字幅を上回り、前月比実質3.4%の4−6月期のGDP(国内総生産)が若干した押しされる可能性がある。上半期では3429億ドルと前年同期の2909億ドルを大幅に上回っており、年間を通じても過去最大の赤字規模が予想されている。

  6月の輸入は前年同月比2.1%増の1656億円だった一方、輸出は横ばいの1068億ドル。特に石油の輸入額は146億ドルと前月の137億ドルから増加した。石油の輸入価格はバレル当たり44.40ドルと過去2番目の水準。地域別では、対中赤字が176億ドルと前年同月の141億ドルの赤字を上回った。そのほか、対メキシコ、中米、OPEC(石油輸出国機構)でも過去最大の貿易赤字を更新した。 【了】