米FRB、10回連続の利上げを決定=声明文で利上げ継続を示す
CBS MarketWatchによると、米FRB(連邦準備制度理事会)は9日、金融政策決定会合であるFOMC(米連邦公開市場委員会)会合を開き、政策金利であるFF(フェデラル・ファンド)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ、年3.50%とすることを決定した。これは昨年6月30日以来、10回連続の利上げとなる。公定歩合も同幅で引き上げられ、年4.25%とした。
また、FRBはFOMC会合後、金融政策のスタンスを示す声明文を発表したが、その内容は前回(6月)発表した声明文の内容を踏襲しており、"measured"(徐々にゆっくりとした)という文言を残し、今後も小刻みな利上げを継続して行く可能性を示した。
FRBは今回の声明文の中で、景気動向について、米経済は夏以降、規則的な利上げが行われる中で、堅調に推移しているとしており、エネルギー価格の高騰にもかかわらず、消費支出も強まってきているとしている。また、雇用については、引き続き徐々に改善しているとの見方を示した。コア・インフレについては「比較的低い水準で推移している」との見方を示す一方、インフレ圧力については「強まってきている」とした。【了】
FRBは今回の声明文の中で、景気動向について、米経済は夏以降、規則的な利上げが行われる中で、堅調に推移しているとしており、エネルギー価格の高騰にもかかわらず、消費支出も強まってきているとしている。また、雇用については、引き続き徐々に改善しているとの見方を示した。コア・インフレについては「比較的低い水準で推移している」との見方を示す一方、インフレ圧力については「強まってきている」とした。【了】