イラク駐留米軍、来夏までに2−3万人削減へ=米紙
XFN-ASIAによると、米政府はイラク駐留米軍の兵力を来年夏までに2万−3万人削減する模様だ。ニューヨークタイムズが、米軍関係者の話として6日付の電子版で伝えた。それによると、同計画はイラク駐留米軍のジョージ・ケーシー司令官によって策定され、ジョン・アビザイド米陸軍大将が先月、米軍高官向けのブリーフィングで明らかにしたという。ただ、実際に削減が行われるかどうかについては、状況次第としている。
同大将はまた、ブリーフィングで、イラクの治安・政治環境に今後改善が見られない限り、米国防総省が2006年末までイラクの駐留米軍規模を現在の13万8000人のまま維持する必要があると警告したとしている。
同紙はまた、ブッシュ米政権と米国防総省の当局者らが、毎月50億ドル(約5620億円)にのぼる軍事費や軍の人材不足、世論の支持の後退などに対し懸念を示しているとしている。ブッシュ大統領は米軍がイラクに駐留することの必要性を主張し、撤退時期も決まっていないとしているが、その一方で、イラク駐留米軍の撤退時期を話し合うため、米国とイラクは先週、1回目となる特別協議を行っている。【了】
同紙はまた、ブッシュ米政権と米国防総省の当局者らが、毎月50億ドル(約5620億円)にのぼる軍事費や軍の人材不足、世論の支持の後退などに対し懸念を示しているとしている。ブッシュ大統領は米軍がイラクに駐留することの必要性を主張し、撤退時期も決まっていないとしているが、その一方で、イラク駐留米軍の撤退時期を話し合うため、米国とイラクは先週、1回目となる特別協議を行っている。【了】